[場 所] 金沢歌劇座
[日 時] 10/26(土)14:00開演
[料 金] 調整中
[発 売] 6月予定
[主 催] 公益財団法人金沢芸術創造財団、公益財団法人石川県音楽文化振興事業団
[問 合] 公益財団法人金沢芸術創造財団 076-223-9898(9:00-17:00)
東京芸術劇場・名取市文化会館・ロームシアター京都・兵庫県立芸術文化センター・熊本県立劇場・金沢歌劇座・ミューザ川崎シンフォニーホールの全7館による2024年度・全国共同制作オペラでは、2024年に没後100年を迎えるジャコモ・プッチーニの傑作オペラ『ラ・ボエーム』(新制作)を2024年9月~11月に全国7都市で計8公演、上演いたします。
■井上道義、“最愛”にして“最後”のオペラを盟友・森山開次とともに新制作
本プロダクションの核を担うのは、2024年末での引退を宣言している指揮者・井上道義です。井上自ら“最愛のオペラ”と語る『ラ・ボエーム』の新制作は、現役最後に取り組むオペラ・プロダクションとなります。演出には、深い信頼を寄せる舞踊家・演出家の森山開次を指名。森山は、オペラ初演出作品となった『ドン・ジョヴァンニ』(2018、指揮:井上道義)に続き、振付・美術・衣裳デザインも担当。井上最後のオペラ制作にあたって、「私の芸術の灯火を捧げて取り組む」とその意気込みを語っています。幾多のコラボレーションで次々と鮮やかなステージを生み続けてきた異能の名コンビが、より一層の創造とイマジネーションあふれる新たな舞台を全国7都市から世界へ発信します。芸術を愛する全ての人に観ていただきたい、特別な『ラ・ボエーム』にどうぞご期待ください。
■日本&海外混成による新進気鋭の歌手が集結!
歌手陣は、井上自らオーディションで選び抜いた国内外の実力派が揃いました。詩人ロドルフォには、2023年の井上道義が人生を投影した自作ミュージカルオペラ『A Way From Surrender~降福からの道~』で井上の分身ともいうべきタロー役を務めた工藤和真が登場。いま聴きたい新世代テノールの筆頭が、全8公演を務めます。ミミ役には、本年ロンドンの名門ロイヤル・オペラ・ハウスにミミ役でデビューし絶賛されたアルメニア出身のソプラノ、ルザン・マンタシャンが初来日するほか、圧倒的な表現力で定評ある髙橋絵理のダブルキャストでお届けします。
このほか池内響(マルチェッロ)、中川郁文、イローナ・レヴォルスカヤ[初来日](以上ムゼッタ)、スタニスラフ・ヴォロビョフ[初来日]、杉尾真吾(以上コッリーネ)、高橋洋介、ヴィタリ・ユシュマノフ(以上ショナール)、晴雅彦(ベノア)、仲田尋一(アルチンドロ)、谷口耕平(パルピニョール)という充実の布陣でお贈りします。
◆「全国共同制作オペラ」シリーズとは?
全国の劇場・音楽堂、芸術団体等が連携し、単館では成しえない、独創的かつ高いレベルのオペラを新演出で制作するプロジェクト。2009年度から開始し、近年では野田秀樹演出のモーツァルト『フィガロの結婚 ~庭師は見た!~』(2015年度/全国10都市13公演、2020年度/3都市3公演)、森山開次演出の『ドン・ジョヴァンニ』(2018年度/3都市4公演)、野村萬斎演出の『こうもり』(2023年度/3都市3公演)など実績を積んでいます。